池袋駅から6分、「"Sサイズなし"ドトール」で見抜く街の格。首都高の高架下に広がる静けさと漂う"品の正体"

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「どれも美味しいんですけど、迷ったときはヨッチライスですね。ポークソテーとロースハムのコンビネーションが絶妙です。100円追加でライスにカレーをかけてもらえるんです」(大塩さん)

江戸川橋
江戸川橋の文学青年・大塩誠至さん(筆者撮影)
キッチンヨッチ 江戸川橋
キッチンヨッチのヨッチライス(1000円)、100円プラスでカレーをかけてもらえる(筆者撮影)

街の格は「ドトール」に行けばわかる

地蔵通り商店街の入り口にある「子育地蔵」は地蔵通り商店街の名称の由来となっている地蔵尊だ。江戸時代、現在の神田川が江戸川と呼ばれていたころ、川はたびたび氾濫した。

明治のはじめ、大水が出たときにこの地蔵尊がどこからか流れてきた。そんな伝説が残されている。大正時代にはこの界隈は地蔵横丁と呼ばれ、その後、地蔵通りと名称が変わった。現在は80軒ほどの商店が軒を連ねている。

子育地蔵尊 江戸川橋
子育地蔵尊(筆者撮影)

キッチンヨッチで昼食を済ませ、近くにあるドトールコーヒーに場所を変えて、大塩さんに街のことを聞いたのだが、その前に私の喫茶店に対する考え方について少しだけ紹介する。

街の雰囲気を知るために、私はよく喫茶店を利用する。そんなとき、私は2種類の喫茶店を使い分けている。ひとつはその街に古くからある個人経営の店、もうひとつはチェーン系の喫茶店だ。チェーン系は主にドトールを使う。私の知る限り、ドトールはほぼ全店で喫煙コーナーを用意している。それもありがたいのだが、それより注目しているのがコーヒーのサイズだ。

利用したことのあるひとなら知っていると思うが、ドトールのコーヒーはS、M、Lの3サイズを用意している。しかし、最近はSサイズを置いていない店が増えている。私はこれを「Sなしドトール」と呼んでいる。細かい話だが、SなしドトールはMサイズをR(レギュラー)サイズと呼称しているようだ。

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