2023年には過去最高の売上も…ヤマハがゴルフ用品事業"完全撤退"の限界と誤算――中堅メーカーが直面した「質」だけでは越えられない壁

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ヤマハによると、女子ゴルフツアーの「ヤマハレディースオープン葛城」は引き続き継続する。この継続方針は、かつて筆者が書いた「ヤマハが『楽器と無関係』のゴルフに参入した理由」と一本の線でつながる。

ヤマハレディースオープン葛城は、4月の桜の季節に開催される象徴的な大会で、ヤマハが“体験としてのブランド”を届ける舞台になってきた。ゴルフ用品は撤退しても、トーナメントとゴルフリゾート(葛城ゴルフ倶楽部運営)を軸に、ブランド価値を維持強化の舞台は残す戦略である。

ヤマハレディースオープン葛城(写真:筆者撮影)
ヤマハレディースオープン葛城(写真:筆者撮影)

気になる今後の見通し

都内のゴルフショップに取材したが、「ヤマハのゴルフ事業撤退に関する問い合わせはまだない」とのことだった。一般のアマチュアゴルファーにとっては、当面は「6月末までの供給」「アフター対応」「在庫と価格」の動きが焦点になる。

今後の問題は、国内中堅ゴルフメーカーは、今後どんな“独自路線”を打ち出すか、だろう。ヤマハのゴルフ用品撤退は1社だけのニュースではない。ゴルフ用品の勝ち方が変わったことを告げる、時代の節目である。

嶋崎 平人 ゴルフライター

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しまさき ひらと / Hirato Shimasaki

1976年ブリヂストン入社。1993年からブリヂストンスポーツでクラブ・ボールの企画開発、広報・宣伝・プロ・トーナメント運営等を担当、退職後、ライターのほか多方面からゴルフ活性化活動を継続。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。

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