【世界的に人気が高まるモータースポーツ"F1"に新規参入】2026シーズンから新チームを立ち上げ参戦する「アウディ」が語る商業的価値

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——現在プロジェクトはどの段階にありますか? 理想的な計画として、開幕戦の時点でどこまでのレベルに到達したいと考えていますか?

アウディRevolut F1チーム チーム代表(Team Principal, Audi Revolut F1® Team)のジョナサン ウィートリー(Jonathan Wheatley)氏
アウディRevolut F1チーム チーム代表(Team Principal, Audi Revolut F1® Team)のジョナサン ウィートリー(Jonathan Wheatley)氏(写真:AUDI AG)

チーム代表のジョナサン・ウィートリー氏は、1991年にベネトンでF1でのキャリアをスタート。ミハエル・シューマッハの最初の2度のワールドチャンピオン獲得に貢献した。2001年には新設のルノーF1チームでフェルナンド・アロンソと共に2年連続のチャンピオン獲得。

2006年には新設されたレッドブル・レーシングに加入し、在任中8回のドライバーズチャンピオンシップと6回のコンストラクターズチャンピオンシップを含む14回のワールドチャンピオンシップを獲得。 2025年4月よりチームプリンシパルとしてAudi F1プロジェクトに加わり、現在はチームプリンシパル兼取締役会スポークスパーソンとしてAudi Revolut F1 Teamを率いている。

ジョナサン・ウィートリー氏(以下ウィートリー):我々はとても謙虚な気持ちでスタート地点にたっています。F1は非常に挑戦的なプロジェクトであり、開幕戦までにやるべきことは山ほどあります。ノイブルクの新しいパワートレイン部門のスタッフをレースチームに統合し、チームの基盤を作らなければなりません。

その過程は進行中です。他のチームに先駆けてすでに2週間前にバルセロナでマシンを走らせました。そこで得た学びを、来週の次のテストに反映させます。開幕戦は、F1の世界に初めてアウディの4つのリングを掲げる場になるでしょう。

F1マシン開発:アウディの技術革新

——以前F1マシンのコンセプトカーのレビューの場で、「F1はアウディにとってより大きな変革の一部である」とおっしゃっていました。どのように変革しようとしているのか、もう少し詳しく教えてください。

デルナー:アウディは今、歴史上最大の転換期を迎えており、我々は車両開発はもとより、ソフトウェア、ハイブリッド、バッテリー技術の開発へと立ち向かわなければなりません。

そして、私たちにとってF1プロジェクトは、チームワーク、スピード、迅速な意思決定という点で、まさにインスピレーションを与えてくれる“スピードボート”(小規模で高速、機敏に動くプロジェクト)のような存在です。こういったF1の文化をアウディ本体へと取り込みたいのです。このプロジェクトに対してアウディ全社の反応も非常に良く、チームに大きな力を与えています。それが私をとてもワクワクさせます。

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