【世界的に人気が高まるモータースポーツ"F1"に新規参入】2026シーズンから新チームを立ち上げ参戦する「アウディ」が語る商業的価値
もうひとつの理由が今シーズンから実施される大幅なレギュレーション変更にある。昨シーズンまでパワーユニット(ハイブリッド)の出力は、ICE(内燃エンジン)が8、モーターが2の割合と定められていた。それが電動化の流れを受けて5:5の配分へと大幅に変更される。
またマシンの小型化、軽量化も図られることになり、シャシーも全面的に刷新される。さらに燃料が化石燃料由来ではない持続可能燃料へと変更になる。多くのものがリセットされるタイミングゆえ、新規参入するには好機と言えるわけだ。
F1新規参入の障壁
とはいうもののF1への新規参入のハードルは非常に高い。10チーム20台を原則としており、主催者側は基本的にそれ以上チーム数が増えることには消極的だ。その場合これはF1の世界ではよくあることだが、既存のチームを買収するという方法をとる。
アウディは昨シーズンまで「ザウバー」の名称で参戦していたスイスに本拠地を置くレーシングチームを2024年に買収。もともとザウバーの開発拠点であったスイス・ヒンヴィル、アウディのF1プロジェクトのために新設されたテクニカルセンターがあるイギリス・ビスター、そしてアウディスポーツの拠点であるパワーユニットの開発を担うドイツ・ノイブルクの3拠点を統合し、シーズンを戦いながら並行して2026年に向けての開発を進めてきた。そして晴れて「Audi Revolut F1 Team」としてスタートを切るというわけだ。
ちなみに近年のアメリカ市場でのF1人気の高まりを受け、アメリカの企業からも新規参入の要望が寄せられていた。主催者側としてもそれを無視することはできず、今シーズンよりあの「キャデラック」がF1に参戦することが決まっている。開幕戦には11チーム22台がグリッドに並ぶ予定だ。


















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