【世界的に人気が高まるモータースポーツ"F1"に新規参入】2026シーズンから新チームを立ち上げ参戦する「アウディ」が語る商業的価値

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ローンチイベントの会場は、ベルリン市内にある巨大工場をリノベーションしたアート展示施設「クラフトヴェルク」。この日約400名もの観客が訪れた
ローンチイベントの会場は、ベルリン市内にある巨大工場をリノベーションしたイベント会場「クラフトヴェルク」。この日約400名もの観客が訪れた(写真:AUDI AG)

「Audi Revolut F1 Team」のローンチイベントの舞台は、ベルリン市内にある巨大な工場跡地をリノベーションしたイベント会場「クラフトヴェルク」。大きく重い鉄の扉を開くと、フロアの1階にはアウディのモータースポーツの歴史において活躍したレーシングカーを展示。その2階に特設ステージを用意し、世界中から駆けつけたプレス、スポンサー、チーム関係者など400名を超える観衆の前で参戦車両「R26」がアンヴェールされた。

そのイベントにはアウディAG CEO兼 Audi Motorsport AG取締役会会長のゲルノート・デルナー氏をはじめ、アウディF1プロジェクト責任者を担うマッティア・ビノット氏、チーム代表のジョナサン・ウィートリー氏といったトップマネジメントが集い、報道陣向けにラウンドテーブルを行ったのでその模様を一部お届けする。

ビジネス的観点:F1参戦の価値

Gernot Döllner:ゲルノート デルナー氏 CEO of AUDI AG and Chairman of the Board of Directors of Audi Motorsport AG アウディAG CEO 兼 アウディモータースポーツAG 会長
アウディAG CEO 兼 アウディモータースポーツAG 会長(CEO of AUDI AG and Chairman of the Board of Directors of Audi Motorsport AG)のゲルノート デルナー(Gernot Döllner)氏 (写真:AUDI AG)

ゲルノート・デルナー氏は、1993年フォルクスワーゲンAGに入社。1998年にポルシェAGに移籍し、ポルシェ「918スパイダー」のプロジェクトマネジメントを担当。その後、2011年から2018年まで「パナメーラ」シリーズの開発責任者を務める。2021年にフォルクスワーゲンAGに戻り、グループ戦略、製品戦略などを率いたのち、2023年よりアウディAGのCEOに。現在、Audi Motorsport AGの取締役会会長も務めている。

——デルナーさん、今日から新たなF1チームの立ち上げです。今どんな気持ちですか?

ゲルノート・デルナー氏(以下デルナー): ええ、素晴らしい気分ですね。何年も前からこの瞬間を待ち望んでいました。今日から「Audi Revolut F1 Team」が正式にスタートする、とても特別な日を迎えられたのです。

——F1の世界では、マーケティングの側面だけでなく、特にトップチームは収益を上げてビジネスとしても成功しているという話を聞きます。アウディとしては、収益化、黒字化というものに対してどのような戦略をお持ちでしょうか。

デルナー:具体的な数字については話せませんが、我々のF1プロジェクトにもビジネスとしての裏付けがあります。長期的に見れば、このプロジェクトにはビジネスとしてのストーリーも描かれており、将来については非常に楽観的です。

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