CTAは、「相場の流れだけを見て、機械的に売買する巨大な自動売買集団」のことであり、CTAが選挙前にどれだけ買い込んでいたかが今後の重要な相場要因だ。もし、海外勢の評価が変わらず、選挙後の買い増し余力がある場合は、5万6500円は単なる「通過点」になる。
選挙前のポジションは、フルロングではない(=余力が残っている)と言われる。選挙前に大きく上がったが、CTAの現状を「試し買いの段階」と明確に表現している筋もある。CTAの典型的な行動パターンは、(トレンドフォロー型ファンドの特徴とも言える)初動は小さく入り、トレンドが確定すると一気に買い増し、株価が上昇するほど買いが加速する。
すでにCTAはロングを積み増している可能性も
もし今回の「高市快勝劇」で強いトレンドが発生すれば、CTAは「後追いで大量に買い増す」可能性が高い。CTAだけでなく、マクロファンドやモメンタム勢も動いて来る。CTAの自動売買は、価格のブレイクアウトに反応するアルゴリズムが中心で、5万6500円は、CTAの本格買いゾーンのど真ん中に位置する。
また、CTAは「価格が上がれば買い、下がれば売る」という機械的なモデルが多い。2025年後半〜26年初めにかけて日経平均が上昇トレンドを維持しているので、CTAはロングを積み増している可能性が高い。
26年1月時点のCTAのロング積み増し量は公開データが見つからないが、70〜80%程度だと思われる。また、CTAは「天井で最大ロットを持つ」ことが多いため、26年1月時点で かなりロングが積み上がっている可能性が高い。これが大きな波乱の芽だ。
おそらく多くの投資家は、当日の市場が高いか安いかの判断に、直前の先物水準を参考にすると思うが、最近は上にも下にも大きく外れるという経験をしているのではないか。
CTAの影響はすさまじく、一定のゾーンを少しでも外れると自動売買が発動され、その方向に急激に動くからだ。少し言いすぎかもしれないが、彼らはニュースも決算も見ず、値動きそのものが唯一の判断材料なのだ。


















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