「半纏って本当に暖かいの?」実物を見たことがなかった私が《5984円の久留米はんてん》を買ってみたら、冬の暮らしが思いのほか変わった

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そんなわけで半纏に興味を持ったのだが、忙しくしているうちに忘れてしまった。約1年後にふと思い出し、今度こそ半纏を買おうと思った次第だ。

楽天で見つけた5984円の半纏が素敵!

さっそく楽天で探してみると、安いものは2000円台、高いものは2万円台と、価格に幅がある。また、私がイメージしていたような、見た目が着物っぽい昔ながらの半纏もあるが、無地でシンプルなものも多い。素材も、ボアがついているものやシャカシャカした素材のもの、裏地がフリース素材のものなど、たくさんの種類があった。半纏も時代に合わせて進化しているらしい。

しかし、私はどうせ買うなら古典的な昔ながらの半纏が欲しい。そのほうが見た目にも楽しいし、ボアやフリース素材は静電気が起きそうだ。裏地が綿100%のほうが着心地がよさそう。

探しているうちに目に留まったのが、「綿の郷」というショップの「久留米はんてん」だ。まず見た目がイメージどおりだし、裏地は綿100%。「久留米はんてんとして最も歴史があるデザインのはんてんです」と書いてある。いいじゃないか。「国内の工場にて、紡績、染、織布、加工すべての工程をひとつひとつ丁寧に行っています」という文言にもグッと来た。

綿の郷直営のネットショップ
こちらは「綿の郷」直営のネットショップ。久留米はんてんの正式商品名は「久留米織綿入りはんてん」でいろんな色や柄がある(写真:綿の郷公式サイトより)

「久留米はんてん」という言葉を初めて知ったので調べてみたら、福岡県久留米市は織物の産地として知られ、戦後から綿入り半纏を作り始めて今や全国の製造シェア98.5%を誇るらしい。名産織物の久留米絣にちなんで、昭和35年頃から久留米で作られる半纏を「久留米はんてん」と呼ぶようになったそうだ。

つまり、私が求めていた昔ながらの半纏。これだ、と思い購入した。さまざまな色や柄があったが、和柄だとライフスタイルに合わないので、赤いチェック柄を選択。和柄は着たことがないので抵抗があるが、赤チェックなら洋服で着たことがある。

価格は5984円だ。天日干しをすると綿がふっくらと回復するそうで、つまりは一度買えばそうそう買い替えなくてもいいだろう。私は10年前のフリースをまだ着ている人間なので、この半纏も10年以上着ると考えれば高くはない。

届いたものを着てみると、まるで羽毛布団を着ているように軽くて暖かい。鏡に映してみると、鮮やかな赤が冬の部屋を明るく彩っていた。昔の漫画のキャラクターになったようだ。

「綿の郷」の久留米はんてん
「綿の郷」の久留米はんてん(5984円)(写真:筆者撮影)

表生地の素材はアクリル60%・ポリエステル40%で、触った感じは綿と変わらない。サラサラしていて、ほこりや毛玉が付きにくいのがいいなと思った。

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