AIによって生じる「脳の外部化」で社会ステージが変わる→「情報化社会」を超えた、次なる「創造化社会」で知っておくべきこと

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AIで拡張する社会: 「知性」「労働」「経済」の未来予想図
生成AIの能力は急ピッチで進化し、動画や音声も容易に生成できるようになる(写真:metamorworks/PIXTA)
野村総合研究所(NRI)では、2030年代のそう遠くない未来を「AI拡張社会」と称し、AIが深く社会に根付いた時代の可能性について考察しました。
その中で、AIによってこれまでの「情報化社会」から、「創造化社会」とでも呼べる社会に移行しつつあると指摘します。
「創造化社会」とは何か。これまでの情報化社会との違いは何か。このほど書籍『AIで拡張する社会: 「知性」「労働」「経済」の未来予想図』を上梓した野村総合研究所(NRI)の森健氏が、豊富な調査データと的確な分析に基づき、解説します。

1年半で150億枚の画像が生成された

2023年、ある調査会社が発表したところによると、Dall-E、Midjourney、Stable Diffusionなどの主要な画像生成AIによって、過去1年半で150億枚の画像が生成されたという。

AIで拡張する社会: 「知性」「労働」「経済」の未来予想図
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同社によれば、カメラで撮影された写真数が150億枚に到達したのが、カメラ登場からおよそ150年後だったということなので、このペースがいかに驚異的かがわかるだろう。

カメラが150年かかったことを、画像生成AIはたった1年半で成し遂げてしまったのである。

画像だけでなく、プログラムコードもAIによって大量に生成されている。

2024年にグーグルのスンダー・ピチャイCEOが話したところによれば、グーグルで新たに書かれているコードのうち、25%以上がAIによって生成され、その後エンジニアがレビュー・承認しているという。

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