「推しのダンス、どう凄いか言語化できない」ファンの悩みに"答え"を示した…『それスノ』完コピ企画はなぜここまで面白いのか

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例えば、リーダーの岩本照は、グループの楽曲の振り付けを多数手がけるなど、振付師としての顔も持つ。彼の振り付けは、9人それぞれの個性を活かしながら、全体としての完成度を高めるものだと評価されている。

Dangerholic Snow Man
「Dangerholic」は岩本が振り付けを手がけた。公式TikTokで振り付け講座もある(Snow Man公式Xより)

最年少のラウールは、小学生時代にダンスの世界大会で準優勝した経験を持つ。身長190センチでパリコレモデルとしても活躍しており、長い手足を活かしたダイナミックでしなやかなダンスは圧巻。

メンバーからも「振り覚えが一番早い」と公認されている深澤辰哉は、番組内でも短い練習時間で高い完成度を見せる。バラエティではMCやツッコミ役を担うことが多いが、ダンスになると正確さと安定感を見せる。職人的な実力がこの企画で可視化されているのだ。

番組を見ていると、彼らのゲストへの接し方も魅力的だ。ミスをしても「すごい!」「かっけー!」と全力で盛り上げる。日頃からバラエティで活躍する、佐久間大介や向井康二の盛り上げ方はさすが。渡辺翔太や阿部亮平が女性アーティストの楽曲で見せる愛嬌のあるかわいらしいダンスも評判だ。できなかったことを笑うのではなく、挑戦したこと自体を称える空気がある。だから、ゲストも萎縮せず、のびのびとパフォーマンスできるのだろう。

そんなふうに考えると、本番組はSnow Manというグループの、9人のメンバーたちの人間的な魅力、アイドルとしての魅力をこれ以上なく引き出してくれる、奇跡のような番組なのかもしれない。それぞれの個性が邪魔することなく、しかし掛け算となって、あの多幸感にあふれる空間を作っているのだ。

プロの言葉が「見る目」を変える

この企画のもう一つの魅力が、審査員を務める世界的ダンサー・TAKAHIROの存在だ。マドンナのワールドツアーの振り付けを手がけるなど、国際的に活躍する振付師でもある。

彼の役割は、単に「うまい」「下手」を判定することではない。「なぜそのダンスが良いのか」を、私たちにもわかる言葉で解説してくれることだ。

また、不定期で放送される「プロが選ぶ完コピダンスグランプリ」では、DA PUMPのKENZO、振付師の仲宗根梨乃、東方神起など各界のプロがパフォーマンスを評価する。

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