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自動車部品業界に再編の嵐。EVシフトやソフトウェア開発競争激化、「市場との対話」も大きな悩みに

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こうした業界の変化を先取りする形で、大型再編に動いたのがホンダだった。21年、系列3社を日立製作所子会社だった日立オートモティブシステムズと統合させ、日立Astemo(現Astemo)を立ち上げた。4社の事業領域はセンサーやモーター、ブレーキ、足回り、駆動系など自動車の基本性能を左右する部品群。経営規模の拡大と組織の効率化を図るとともに主要部品の競争力を高め、世界のメガサプライヤーと伍していく構想だ。

背景には、ホンダ系部品メーカーの規模の小ささがある。トヨタ系と比べると、経営規模の小粒な企業が多い。事業の重なる部分が多い車体系部品メーカーでは、06年にヒラタと本郷が合併したエイチワン、11年に高尾金属工業と菊池プレス工業が合併したジーテクトの再編はあったものの、「系列再編がうまく進んでいなかった」(ホンダ系部品メーカー)との見方は根強い。

規模と効率化を求める動きは他系列にも広がった。トヨタ系ではアイシン精機が21年に変速機子会社のアイシン・エィ・ダブリュを統合。日産系ではコックピット製品を手がける部品大手のカルソニックカンセイがイタリアのフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA、現・欧州ステランティス)の自動車部品部門であるマニエッティ・マレリと経営統合した(下図)。

そして足元では、再編をめぐる動きはさらに加速している。

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