90年にデビューした5000系はアルミ合金製で、白い車体に青のラインが入った塗装車。それまでの100系・3000系と異なり、南海の車両ベースではない新たなスタイルとなった。
交流モーターにVVVFインバータ制御、ボルスタレス台車、通話ができる非常通報装置、車両制御情報管理装置(TIS)など、1990年当時の新機軸を取り入れた独自色の強い車両だった。
アルミ製車体は南海の鉄道路線を走る車両では5000系が初で、直通先の南海高野線は銀色のステンレス車が主力を占める中、白いボディは目立つ存在だった。現在の電車では主流となっているボルスタレス台車の導入も、南海の車両より早かった。
登場時は画期的な車両だった
大型曲面ガラスを採用した先頭部は「く」の字に突き出たデザインとなっている。また8両固定編成は特急車両を含め現在の南海車両で最長。前面に貫通扉がないのも通勤車両としてユニークだ。先頭部のスカートや連結器カバーは当初から装備していた。
運輸車両部課長補佐の厚母一也さんは「中央に貫通扉がある車両と違って、運転台が広いので改造時に機器の配置がしやすかった」と振り返る。


















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