任天堂、旧作に大型アップデートを配信──ゲームの長寿化で変わる「買い切り型」の常識
つまり、アップデートでゲームソフトの寿命がどんどん伸びているのである。こうなる背景にはいくつかの理由がある。
まずはゲームソフトの開発が大規模化していること。ビデオゲーム業界全体において大規模タイトルの開発規模は年々増大しており、『どうぶつの森』や『スプラトゥーン』もまた開発に時間・お金がかかると考えられる。
昨今はアプデが常識に
アップデートが当たり前になったのも大きい。大昔のゲームは買い切り型がふつうで、アップデートで内容が変更されるようなことはもちろんなかった。
ただしインターネット環境が当たり前になった結果、あとから変更できるどころか、要素の追加が当たり前になっている。基本プレイ無料のゲーム(サービス提供型ゲーム・ライブサービスゲーム)は定期的なアップデートが常識だし、昨今はサブスクリプションも登場するなど買い切り型との境界も曖昧になりつつある。
特に、対戦ゲームや他者とコミュニケーションをとるようなゲームは、常にアップデートで変わって当たり前とすらいえる。変わらなければすぐに飽きられて、ほかに行ってしまうからだ。
ゲーム機のサイクルも長くなった。Nintendo Switchはまだ現役といえるし、Nintendo Switch 2は同じかそれ以上長く愛されるだろう。ただし、前述のようにゲームソフトはどんどん複雑に大きくなっている。
となれば、以前出したゲームをアップデートするのは理にかなっている。しかしながら、これはある種の買い切り型とあまり相性がよくない。
昨今はインディーゲーム(独立した個人や小規模チームが制作するゲーム)において、爆発的に売れたゲームが、買い切り型にもかかわらず延々と無料アップデートを続けるケースがある。


















無料会員登録はこちら
ログインはこちら