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任天堂、旧作に大型アップデートを配信──ゲームの長寿化で変わる「買い切り型」の常識

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低空飛行とはいえアップデート自体がなくなったわけではないし、バランス調整は行われていた。とはいえ、あくまで数カ月に一度といった具合である。対戦ゲームのアップデートとしてはかなり頻度が低い。

いわば“次回作までのつなぎ”として低空飛行が続いていたわけだが、前述のように2026年1月のアップデートではバトルに関する新たなシステムが追加されているのだ。

敵HPの表示もイカフロー状態もゲーム体験にかなりの変化をもたらすもので、はっきりいって新作の要素として用意してもおかしくないはずである。

そもそも『スプラトゥーン3』は一区切りついているわけで、それから1年以上経ったあとになぜここまでのアップデートをするのか?

これは、ゲーム機およびゲームソフトが長生きするようになったことが関係していると考えられる。

ゲームソフトも、ゲーム機も、開発期間も長く

『あつまれ どうぶつの森』は無料アプデで新たな施設が追加されたり、大人数でプレイできるようになっている(画像は任天堂公式サイトより)

日本で一番売れたゲームソフト『あつまれ どうぶつの森』も2026年1月15日に大きめのアップデートが実施されている。

こちらのソフトは発売されてから6年近くも経つのに、Nintendo Switch 2版が出たうえにアップデートによる追加要素もあるわけだ。次の新作を出すのにはまだ時間がかかり、旧作でつなぐ必要があるのだろう。

そもそも『あつまれ どうぶつの森』や『スプラトゥーン3』だけでなく、任天堂のビッグタイトル自体がかなり長い期間を現役で過ごすようになっている。

Nintendo Switchの『マリオカート8 デラックス』はまだまだ売れ続けているが、これはもともとWii Uで発売された作品がアップデートされ続けているような内容である。その最初の作品から考えると12年選手といえるのだ。

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【ゲームソフトの寿命がどんどん伸びている背景】

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