「両親は悪なのか?」 番組側が"演出"を認めるも炎上収まらず…『探偵!ナイトスクープ』のヤングケアラー騒動が見えなくしている「核心」

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私たちのような第三者が真っ先に声を上げる場所があるとしたら、その自治体や民間団体であって、少年の両親ではないでしょう。

そもそも現在は、少年が「自分のせいで両親が苦しんでいる」「とんでもないことをしてしまった」などと自らを責めかねない状況。批判のコメントやネットメディアの報道は少年を助けるどころか追い込んでいる感があります。

万が一、両親がネグレクトするような人物だった場合、少年をさらなるリスクにさらす危険性がないとも言い切れません。賢明な人なら、少年を傷つける可能性の高い両親への攻撃より、自治体や専門団体を動かすことを考えるでしょう。

「われ先に」と個人のSNSを調べ上げて攻撃する直情的な行動パターンにも、それを大々的に報じて批判をあおるメディアにも、現代社会の構造的な問題点が表れています。

「もし今回の少年がヤングケアラーだったら」と仮定しましょう。

12歳の少年が自ら自治体や民間団体の相談窓口、ネット上のコミュニティや相談サイトに問い合わせすることは難しく、むしろ「番組という受け皿があってよかった」ようにも見えます。

自治体や関連団体は、そんな現状を踏まえたうえで、より相談されやすい環境作りや啓蒙活動が必要なのでしょう。

国のサポートも含め、ヤングケアラーの支援はまだ過渡期であり、われわれは当事者の負担を軽減するためのサポートを少しでも早く実現させるための動きに特化していきたいところです。

「ナイトスクープ」擁護派の言い分

今回の騒動におけるもう1つのテーマは、「探偵!ナイトスクープ」という番組とバラエティの演出に対する是非。

番組のコンセプトは、公式ホームページによれば「この番組は、視聴者から寄せられた依頼にもとづいて、探偵局長が部下の探偵たちを野に放ち、世のため、人のため、公序良俗・安寧秩序を守るべく、この世のあらゆる事どもを徹底的に調査追求する娯楽番組である」とのこと。

公式YouTubeには、「複雑に入り組んだ現代社会に鋭いメスをいれ、様々な謎や疑問を徹底的に究明する番組。テレビをご覧の皆さんからの依頼に基づき優秀な探偵が真相の追究に当たります」と記載されています。

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