「日本人の8割が歯周病」「でも歯周病は自分で治せる!?」…毎月まじめに歯科に通う人ほど知らない"勘違いケア"の落とし穴
歯周病を発症するには、口腔内の細菌の善玉菌が減り、悪玉菌が増えて攻撃力が増し、歯の周りの組織の抵抗力を上回る「ディスバイオーシス」という状態になることが条件になります。つまり、口腔内でディスバイオーシスを起こしてしまうことが歯周病の根本的な原因と言えるわけです。
では、具体的に何をすればこれを食い止めることができるのか?
それは、質の高い歯磨きによってプラークが大量に溜まることを防ぎ、歯周病の悪玉菌を増やさないこと。そして、歯周病の細菌の攻撃力にびくともしない組織の防御力(免疫力)を手に入れることです。
多くの人が歯周病を自覚するのは「重度」の段階
歯周病の進行は、歯肉炎→歯周炎(軽度)→歯周炎(重度)という3段階に分けられます。その始まりは、歯と歯茎の境目の“歯の方”にプラークが付着することです。その状態が48時間以上続くと、歯茎が炎症を起こし始めます(歯肉炎)。
その後、歯茎が歯から剥がれ「歯周ポケット」と呼ばれる隙間ができ始めることで歯周炎(軽度)に進行。この段階では、歯の根にも歯石がつき始め、歯を支える骨(歯槽骨)が溶け出します。
意外かもしれませんが、歯周病菌そのものが骨を溶かすわけではありません。プラークが出す毒素から体を守ろうとする免疫反応によって、自ら骨を溶かしているのです。骨の中に毒素が侵入し、骨髄炎になるのを防ぐための“自己防衛”によって骨が失われていくわけです。
炎症がさらに進むと、歯周ポケットの内側が炎症を起こして出血し始め、それが歯周病菌のエサとなって病原性が増していきます。これが「ディスバイオーシス」の状態です。


















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