「決められない…」結婚式場探しに見る、現代人の"意思決定疲れ"。周りの目よりも「自分らしさが苦痛」になる令和の皮肉
前述のユーザーアンケート調査では、日常生活の中でAIを目にしたり、活用したりしている人が77%にのぼった。そのため、式場探しにAIを取り入れることへの心理的なハードルは低いという。
常に情報の選別が求められる時代において、AIはその前段階を支えるツールとして浸透し始めている。
式場探しは、「人生の価値観」づくりの縮図
式場探しには、現代の「選択の難しさ」が凝縮されている。かつては、選択肢の少なさ、形式や慣習、親や職場、地域の目を意識することで、迷う余地が少なかった。しかし今は、「どうしたいか」を自分たちで決める自由が広がっている。
この構造は、式場探しに限らず、住まい、キャリア、働き方、子育てなど、あらゆる人生の選択に共通している。「正解が用意されていない時代」だからこそ、多くの人が「決められない」と感じ、意思決定に疲れてしまう。
AIの活用も、こうした変化の延長線上にある。負担を完全に取り除くことはできないが、迷いと向き合うための補助として機能している。
式場探しは、「正解」を探す作業ではなく、「自分たちが納得できる形」をつくっていくもの。そこで感じる迷いや疲れは、単なる消耗ではなく、価値観を形づくっていくための重要なプロセスでもある。AIを賢く活用しながら迷い、選択を重ねる経験は、人生の中でさまざまな判断を迫られる場面に向き合う際の、ひとつの経験値として残っていくのかもしれない。
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