ニコチンで受けたダメージも緩和してくれる…【嗅ぐだけ】で血管が強くなる"意外と身近"にある香り
一方、ニコチンを投与された状態でも、β-カリオフィレンを定期的に体内に取り入れたマウスの血管は、ヒダ構造がきちんと維持されていたのです。
血管を強くする「β-カリオフィレン」
「β-カリオフィレンの香りは、血管の力学的な変性を抑制する」。そんな仮説を立てて、次にこんな実験を行いました。
ニコチンとβ-カリオフィレンを定期的に摂取した血管と、ニコチンのみを摂取した血管の強度の差を調べるために、マウスから血管を取り出し、両方から引っ張って負荷をかけたのです。
すると驚くべきことに、ニコチンのみを投与して硬くなったマウスの血管がパチンと破裂するほどの強度をかけても、β-カリオフィレンを摂取した方の血管はしなやかに伸び、切れずに堪えたのです。
このことから、β-カリオフィレンには、ニコチンなどで受けたダメージを緩和し、血管の硬化や脆弱化を防ぐ効果があることがわかりました。
続いて、ヒトにも実験をしてみました。
喫煙者に、いつも吸っているタバコにβ-カリオフィレンを入れて吸ってもらうと、4週間後から動脈の硬化が抑制されていることがわかったのです。
こうした実験から、β-カリオフィレンには、血管の劣化を抑え、しなやかに保つ効果があることがわかったのです。
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