ニコチンで受けたダメージも緩和してくれる…【嗅ぐだけ】で血管が強くなる"意外と身近"にある香り
これはつまり、β-カリオフィレンという香り成分を吸うという行為が、身体に何らかの影響を与えていることを意味しています。
このとき、私が真っ先に興味を持ったのが、私の専門分野でもある「血管」とのかかわりでした。
「ニコチン」を投与したマウス実験の結果
そこで、次に行った実験には、ニコチンを用いました。ご存じの通り、タバコに含まれるニコチンは、血管の壁を傷つけたり、血管を収縮させて血圧を上昇させたりするリスクのある有害物質です。
実験では、まず、数匹のマウスにニコチンを水に溶かしたニコチン溶液を飲ませました。そして、一部のマウスには、先ほどと同じβ-カリオフィレン精油を設置したフラスコに1時間ほど入ってもらいました。
ニコチンの害は2週間ほどで血管に表れるので、2週間の間に6回(週3回)ほど、フラスコの中に入ってもらいました。そうして出た結果がこちらです。
※外部配信先では図表を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください
写真だとややわかりづらいかもしれませんが、血管のヒダの部分にご注目ください。このヒダ状のものは弾性線維といって、血管のバネのような役割を果たしています。これが伸びたり縮んだりすることによって血流を調整するので、弾性線維の構造は、健康的な血管を維持するための重要な要素の1つとなります。
ニコチン溶液が体内に循環する状態で、普通に生活したマウスの血管は、ヒダの部分が伸びたり、切れたりして破壊されてしまっています。


















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