ニコチンで受けたダメージも緩和してくれる…【嗅ぐだけ】で血管が強くなる"意外と身近"にある香り
皆さんが香りを感じたのは、目に見えないほど小さな「香気成分」の分子が、私たちの鼻の中の細胞を刺激したからです。
香気成分とは、その名の通り、私たちがにおいとして感じる香りの成分のことで、自然界には数千種類もの香気成分が存在していると考えられています。
例えば、一言で「ラベンダーの香り」といっても、実際には何種類もの香気成分が混じり合ったものになります。
カレーのにおいもシャンプーの香りも誰かの体臭も、日常で感じる全てのにおいは、分析してみるとそれぞれが数十から数百種類もの香気成分で構成されていることがわかっています。
本稿でご紹介する「β-カリオフィレン」も、こうした香気成分の1つです。クローブやローズマリー、麻、ラベンダー、バジル、オレガノなどの様々な植物に含まれており、実は極めて身近な香気成分といえます。
どんな香りがするかといえば、木質を感じさせるウッディな香り。お香やエスニックな香りが好きな方なら、きっと気に入るでしょう。
「嗅いだおならはどこへ行くのか?」という疑問
様々な研究により、このβ-カリオフィレンに、血管を元気にする作用があることがわかってきました。
その研究内容を具体的に説明する前に、そもそも、なぜ私がβ-カリオフィレンの研究を始めたのかについてお話しさせてください。
はるか昔、私が小学生だった頃の話です。友人の1人が私の目の前でおならをしたのですが、そのにおいがあまりにも強烈で、友人たちと大笑いをしたことがありました。
その帰り道、1人になったときに、ふと、「あのにおい、僕の身体の中に今もいるのかな?」という疑問が浮かび上がりました。
友人のおならが近くにいた私の体内に入り、自分はこれから彼のおならとともに生きていくのだろうか。
そんな少しの不安やもどかしさを感じつつも、幼い私の好奇心は大いに刺激されましたが、当時の私にはそれを検証する術がなく、いつしか記憶の奥に埋もれてしまいました。


















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