孤独・孤立防止にも? 45歳以上のゴルフデビューを促すプログラムが「健康寿命をのばす」と評価されたワケ

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「ゴルフを続けたいというきっかけになりました」

「ルールの勉強があればよかった」

「歩数が5000歩いったのですが、苦労せず達成できて心地よい疲労感です」

「健康的に年齢を重ねてからするにはベストなスポーツ。これをきっかけに、コースに出られるように練習したい」

多少の社交辞令があるかもしれないが、総じて満足度は高かった様子がうかがえる。こうした活動が、冒頭のスポーツ庁長官優秀賞に結び付いた。

健康寿命をのばすために、ただゴルフをすればいいということではなく「正しくやること」と中島部会長。プレー前後のストレッチなどを含めて、ケガのリスクを減らすことが重要で、健康になろうというのにケガをしては本末転倒。

そのようなこともあり、JGA WAGスクールで「やり方」を知ることが、健康寿命延伸に効果があるといえる。

「健康寿命延伸にゴルフがいい!」に根拠も

では、健康寿命がのびたというのがわかる具体的な指標はあるのだろうか。

中島部会長は『スポーツ医学及び科学のスカンジナビアン・ジャーナル』に、スウェーデンゴルフ連盟の会員30万人(性別、年齢、社会経済的なグループを問わず)において、死亡率が40%減少し、寿命が約5年のびたという画期的な研究結果が発表されています。日本でも研究機関などのエビデンスが大事になってくるでしょう」という。

八戸学院大学と共同で2025年からJGA WAGスクール(8回)の検証を始めているそうで「今回の受賞が研究の後押しになってくれたら」と期待する。

今後も5月のゴルフ月間期間中と、9月のゴルフ健康週間(2026年は9月14~20日)と前後1週間の期間に、JGA WAGスクール1Dayプログラムを全国で開催するという。

また、JGA WAGスクール卒業生でつくるJGA WAGクラブでコミュニティーを維持する取り組みや、今後は練習場用のカリキュラムの作成などにも活動を広げていくという。「健康寿命がのびた」と実感できるかどうかは先になってみないとわからないが、ゴルフにはその可能性があるということだ。

あなたの地域のゴルフ場でJGA WAGスクール1Dayプログラムが開催されるようなら、ゴルフ経験の有無は関係なく、試しに参加してみるのもいいのではないだろうか。開催地や日程については、開催地自治体の広報誌(不可の自治体も一部あり)や、JGAのホームページ(主にゴルフ応援サイト)、JGAゴルフ振興推進本部のインスタグラムなどで確認できるという。

赤坂 厚 スポーツライター

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あかさか あつし / Atsushi Akasaka

1982年日刊スポーツ新聞社に入社し、同年からゴルフを担当。AON全盛期、岡本綾子のアメリカ女子ツアーなどを取材。カルガリー冬季五輪、プロ野球巨人、バルセロナ五輪、大相撲などを担当後、社会部でオウム事件などを取材。文化社会部、スポーツ部、東北支社でデスク、2012年に同新聞社を退社。著書に『ゴルフが消える日 至高のスポーツは「贅沢」「接待」から脱却できるか』(中央公論新社)。

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