東大生が語る、難関大合格者が共通テスト後に"絶対しない"こと《漫画『ドラゴン桜』》

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マラソン中に一度地面に座り込んでしまったらどうなるでしょうか。冷えた筋肉は固まり、重力は数倍にも感じられ、そこからもう一度立ち上がって走り出すには、走り続けているときの何倍ものエネルギーが必要になります。

「少し休むつもりだっただけ」

「一息ついて、また明日から頑張るつもりだった」

その“つもり”が、そのままズルズルと1週間、2週間という失速につながってしまう。気がつけば2次試験の1週間前になり、焦りだけが募るものの、かつての集中力はもう戻ってこない。そんな悲劇を、僕は何度も見てきました。

実は、僕自身も同じ失敗をしました。

偉そうなことを言っていますが、これは僕自身の痛恨の失敗談でもあります。

僕が現役生のとき、いっぱいいっぱいの状態でセンター試験(現在の共通テスト)を受けました。結果は、第1志望だった東京大学の合格ラインから見ると、正直あまり芳しくないものでした。しかし、最悪というわけでもなく、併願していた私立大学にはセンター利用入試で合格できそうな手応えがありました。

そのとき、僕の心の中に悪魔がささやいたのです。

「まあ、私大はいくつか受かったし、大学生にはなれる。もういいかな」

一瞬、本当に一瞬だけ、心の糸が切れてしまいました。「滑り止めは確保できた」という安心感と、「もうあのプレッシャーの中にいたくない」という逃げの気持ちが混ざり合い、共通テスト後の重要な1週間を、なんとなくボーッとして過ごしてしまったのです。

当然、結果は残酷でした。2次試験に向けてもう一度ギアを上げようとしましたが、一度緩んだネジは簡単には締まりません。記述力の勘は鈍り、思考の粘り強さが消えていました。結果、東大には届きませんでした。

今振り返って痛感します。一番もったいなかったのは、能力が足りなかったことではなく、“気の緩み”によって自ら勝負を降りてしまったことだったのだと。

共通テスト後に伸びる人は、ここで止まらない

一方で、東大をはじめとする難関大学に合格した友人たちに話を聞くと、この時期の過ごし方に明確な共通点があります。

それは、共通テストの結果に関係なく、翌日から淡々と勉強を続けていたという点です。

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