「そのくらい自分で考えろ!」「どうして相談しないんだ!」 上司が"正反対のことを言う"本当の理由

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でも目線を少し上に上げて、隣で発生したやらかしが炎上しており、上司がその対応に入っていたとして、今その瞬間に自分のタスクを相談に行ったら炎上対応が止まってしまうわけです。勿論、今手元で発生したインシデントがその炎上よりさらに大きければカットインするしかありません。

でもその見極めが正しくなくて、5の問題のために10の問題に対応している上司を止めてしまったら……? 「奴はまだ視座が低い、係長には早いかな……」と思われてしまうかもしれません。

「チームとしての成果」という視点を持つ

この例では自分の一人称視点だけでなく「チームとしての成果」という視点を持てているかどうか、という点が主任と係長とを分けています。「係長に上がる主任」というのは、主任としての仕事をしながら係長の仕事を見て学ぶことによって、係長たるとはどのようなことか、ここで言えばチーム全体のパフォーマンスを見る、という視座を身に付けられた人間が係長に上げられているということになります。

これは中々難しいことで、一般的にJTCでは「係長の心構え」みたいなことを座学で教えてくれるわけではないので、空気を読んで、あるいは上司の背中を見てその心構えを盗むしかありません。

これは個人的な経験を踏まえるならば、徐々に理解していくというよりも、良い上司から指導を受けたり背中を見る日常を続けていると、ある時自分の中に突然スッと腹落ちする類のものです。

例えば私の場合は、ある日を境に上司が他の部下(同僚)を指導したり、お客様と話しているのを見て、前後関係や背景が透けて見え、次にどのように話が展開するかがわかるようになりました。連続する日常のどこかにその転換する瞬間があったように思われます。

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