【医師推奨】腎臓寿命を延ばす、薬の飲み方!→「いつも飲んでいる薬」が腎臓の負担になっている!?その注意点

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病気や不調などのトラブルを解消させるため、「必要」な薬はちゃんと飲まなくてはなりません

でも、みなさん、その薬は本当に必要なのでしょうか。

先にも述べたように、いまは高齢者を中心にびっくりするくらいの数量の薬を飲んでいる人が少なくありません。なかには、もう症状が治まったのにもかかわらずだらだらと薬を飲み続けていたり、あまり必要ではない薬を念のために飲んでいたりする人も多いのではないでしょうか。

心当たりのある方は、かかりつけの医師と相談のうえ、不必要な薬を整理して、薬の種類や量をできるだけ減らすべきでしょう。必要最低限に絞ったほうが、腎臓や肝臓によいことは間違いありません。いまのうちに薬の数量を絞っておけば、きっとこの先、腎臓を長持ちさせていくことにもつながっていくはずです。

「万能薬」の力で腎臓寿命を延ばす

それと、あまり薬ばかりに頼らずに、運動や食事にしっかり取り組んでいく姿勢も大切になります。

みなさんは「Exercise is Medicine(エクササイズ・イズ・メディスン)」という西欧のことわざがあるのをご存じでしょうか。訳すなら「運動は何にも優る薬だ」といったところだと思います。

また、西欧には「Exercise is Polypill(エクササイズ・イズ・ポリピル)」ということわざもあります。「ポリピル」は何種類もの薬という意味なので、訳すなら「運動こそ万能薬」といった感じでしょう。

私は、慢性腎臓病に限らず、病気を治して健康を取り戻していきたいなら、この「運動という万能薬」を使わない手はないと考えています。この「万能薬」は(医者からもらう薬と違って)副作用もなければ腎臓や肝臓に負担をかけることもありません。

私が提唱して広めてきた「腎臓リハビリ」は、運動療法を中心に生活習慣を改善することによって腎機能を回復させるメソッドです。言わば、運動という「万能薬」の力を最大限に引き出すことによって、腎臓をはじめとした体の機能をよみがえらせていこうという取り組みであるわけです。

ですから、みなさんも(あまり薬ばかりに頼らずに)こちらの「万能薬」の力を引き出していくことに目を向けてみてはいかがでしょう。その「万能薬」は、腎臓寿命を延ばすのに大きな力をもたらしてくれるはず。そしてきっと、みなさんのこの先の人生をより明るいものにしてくれるはずです。

上月 正博 東北大学名誉教授、山形県立保健医療大学理事長・学長

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こうづき まさひろ / Masahiro Kouzuki

医学博士。日本腎臓学会功労会員、総合内科専門医、腎臓専門医、高血圧専門医、リハビリテーション科専門医。1981年、東北大学医学部卒業。東北大学大学院内部障害学分野教授、東北大学病院リハビリテーション部長、東北大学大学院障害科学専攻長、同先進統合腎臓科学教授を歴任。2022年より現職。心臓や腎臓などの内部障害のリハビリテーションを専門とする。2011~2021年日本腎臓リハビリテーション学会理事長、2020より国際腎臓リハビリテーション学会理事長。2018年には腎臓リハビリテーションの功績が認められ、心臓や腎臓の分野に貢献した科学者に贈られる世界的に名誉ある賞「ハンス・セリエメダル」、2022年には「日本腎臓財団功労賞」を受賞。

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