【医師推奨】腎臓寿命を延ばす、薬の飲み方!→「いつも飲んでいる薬」が腎臓の負担になっている!?その注意点

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それにしても、いったいなぜ、薬が腎機能に悪影響をもたらすのでしょう。

そもそも、薬は、症状を改善する役目を果たしたら、その後、代謝されたり排泄されたりしていくものです。ただ、さまざまな成分が配合された薬は、代謝や排泄を担当する臓器にとってけっこう大きな負担になるのです。とくに薬の代謝や排泄を担当する臓器の機能が弱っていると、その処理負担がその臓器の機能をいっそう低下させることにつながっていってしまいます。

薬の処理負担を行っているのは、肝臓と腎臓です。薬は大きく分けて「肝臓で代謝されるタイプ(肝代謝型薬物)」と「腎臓で排泄されるタイプ(腎排泄型薬物)」とに分けられます。すなわち、肝臓の機能が落ちてきた人が肝代謝型の薬をたくさん飲んでいれば、あまりの負担に肝機能が弱ってしまうことになりますし、腎臓の機能が落ちてきた人が腎排泄型の薬をたくさん飲んでいれば、やはり過剰な負担で腎臓が悲鳴を上げてしまうことになるわけです。

「エヌセイズ系」の鎮痛薬には「頼りすぎない」

なお、「腎臓に負担をかける薬」でもっとも代表的なのは、痛み止めや解熱剤として使われている「非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs:エヌセイズ)」です。このタイプの薬は処方薬として広く使われているだけでなく、ドラッグストアでも市販薬として普通に売られています(「バファリン」「イブA錠」「ロキソニンS」など)。おそらく、頭痛などの慢性的な痛みが増すたびに、こうした薬を使用している方も多いのではないでしょうか。

実際、若い頃から頭痛や生理痛でしょっちゅう痛み止めに頼ってきた人の中には、早い段階から腎機能が低下するケースが少なくありません。また、高齢になってから腰痛やひざ痛でしょっちゅう痛み止めを飲んでいる人も、気づかないうちに腎機能低下を進ませている可能性があります。

もちろん、痛みがひどいときには、ちゃんと鎮痛薬を使用しなくてはなりません。ただ、この先の長い人生での腎臓の健康を考えるのであれば、「これくらいなら、なんとか我慢できそう」という場合は、なるべく服用を控えて乗り切っていく姿勢も必要なのではないでしょうか。

また、エヌセイズ系の痛み止めや解熱剤以外にも、腎臓に負担をかける薬はいろいろあります。たとえば、体内に侵入した細菌を殺すための抗菌薬(抗生物質)、CT検査をするときに使う造影剤、さらに抗がん剤にも注意が必要。腎機能低下が気になっている方は、ぜひ覚えておくといいでしょう。

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