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エリア別「中小企業の稼ぐ力」を徹底比較! 群馬や熊本が健闘、東北地方は赤字率3割超え…格差が広がる今、"生き残り"に向け求められるものとは

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  • 平島 由貴 東京商工リサーチ 情報本部経済研究室
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売上成長率で最も高いのは九州で、21.95%もの伸びを記録した。平均売上高は22億5477万円、平均純利益は5805万円に成長し、半導体関連などの設備投資効果が表れた。ただ、九州は利益率の伸びが0.59ポイント増と微増にとどまり、中小の製造業では人件費などのコストアップで厳しい状況が表れている。

【卸売業、小売業】小売業では中部が売上成長率首位に

卸売業・小売業 中小企業のエリア別業績動向(表:東京商工リサーチ)

卸売業では、関東が平均売上高36億6136万円、平均純利益6758万円で独走する。だが、関東の利益率は1.84%で高水準とは言えず、薄利構造が続いている。

利益率では、中部が2.3%でトップだった。5期前と比べた利益率上昇幅も0.93ポイント増と最も大きく、採算改善が際立つ。近畿も、売上成長率14.9%増、利益率上昇幅0.70ポイント増と堅調で、都市圏の強さが表れた。

小売業は、関東が平均売上高13億9799万円で首位に立った。ただ、5期前と比べた売上成長率は2ケタ増の地区が多いなかで唯一の1ケタ、3.1%増にとどまり、他産業と比べて他地区との平均売上高の差は小さかった。利益率は2.9%で、5期前と比べた利益率上昇幅は1.42ポイント増と高く、収益性を向上させた企業が多いようだ。

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【不動産業、運輸業のエリア別業績動向】

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