利益率の高さでは、北海道に次いで近畿3.4%、四国3.36%、中国3.33%と西日本が並んだ一方で、九州が全国で唯一、マイナスとなった。九州の農業は畜産の構成比が高く、飼料代や水道光熱費の高騰など、円安の影響を受けたとみられる。
【建設業、製造業】製造業は九州の売上成長率が高い
建設業の地区別業績をみると、売上規模では関東がトップ。平均売上高5億507万円、平均純利益1998万円と他地区を大きく上回り、都市再開発や大型案件の集中が大企業から中小企業まで受注金額を押し上げている。一方で、利益率は突出して高い水準にはなく、人件費や資材価格の上昇の影響がにじむ。
中部や北陸は、売上規模こそ関東に及ばないが、利益率は4%超と相対的に高く、工場・倉庫、震災復興関連のインフラ整備などの非住宅工事の案件が比較的多いことが奏功しているとみられる。
建設業全体では5期前と比較して売上・利益率ともに上昇したが、全ての地区で5期前と比べて赤字率が上昇し、業績を改善させた企業とそうでない企業で二極化が進む。
製造業でも関東が平均売上高25億6935万円、平均純利益1億18万円と全地区で最高水準だった。利益率は3.89%と高く、5期前比の利益率上昇幅も1.84ポイント増と最大だった。
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【卸売業、小売業のエリア別業績動向】
