アップデート中にiPhoneが文鎮化──eSIM時代に"動かなくなったスマホ"から突きつけた厳しい現実

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ちなみに、内部にあるデータについては、すべて常時iCloudでバックアップしているので、心配する必要はない。ハードウェアについてもアップルケアに入ってるので、復旧不能でも新品になって帰ってくるはずだ。この2点の安心感は大きい。

翌朝、Appleのサポートに電話

翌朝、知人にアドバイスを受けて、さらに2つほどトライ。

DFUモードも試してみるが変化はない(これについては、方法が複雑で失敗するとより症状を悪化させる場合もあるので、ここでは詳しい方法は解説しない)。

さらに、Apple Configurator(業務用途で多数のiPhoneやiPadを設定するときに使うアプリ)をMacにインストールして、復元できるかどうか試してみたが、ダメだった。

Apple Configurator
Apple ConfiguratorでiPhoneの様子を見ることができる。場合によっては、ここから復元できることも(写真は正常動作時)(筆者撮影)

そこで、Appleのサポートに電話。

アップルのサポートは、多くの場合すぐにつながるのが素晴らしいのだが、この日は20分ぐらい待ちが発生した。だが、ここでもイライラせずに平静な気持ちを保つ。焦ると判断を誤ってしまう。

ようやく電話がつながり、iOS 26.2インストールで、フリーズし、再起動、強制再起動、Macからのリカバリー、DFUモードを試してみたが、ダメだった話をした。

「そこまでやっていただいてダメなら、ストアのサポートに来ていただくしかないですね」とのこと。……ですよね。

しかし、話しながら念のため……と思って、強制再起動してみると、再起動が効いた。バッテリーが足りずに動作しない場合はひと晩ぐらいたっぷり充電すると状況が改善することがあるが、今回のようにもともと満充電の場合、バッテリーが少し減ることで状況が変わることがあるらしい。再起動は効いたのだが、今度はアップルマークだけが表示されて動かなくなった。そして、Macにつないでも認識さえされなくなった。状況は変化したが、動かないという意味では変わらないともいえる。

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