月に1000円以上の差も!エアコン・ファンヒーターの「暖房費節約術」――寒さを我慢せずコストを下げる"正解"を家電ライターが紹介

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エアコンの弱点は、電源ONにしてから温風が出るまでに時間が数分かかる点と、部屋全体が暖まるまで30分ほどかかる点です。

寒冷地ではエアコンの暖房能力が弱いといわれますが、2025年現在の寒冷地仕様のエアコンは-15~-25℃でも室内を30℃まで暖められます。地図で見ると、北は北海道の旭川、東は釧路もエアコン暖房で快適に過ごせるとメーカーは発表しています。

そこで、寒冷地はもちろん本州でも、運転開始から10~20秒で温風が出て部屋がすぐに暖まるガスや石油ファンヒーターにエアコンを併用すると、光熱費を安く抑えられ、かつ快適な暖かい室温を保てます。

やり方は、エアコンとガスや石油ファンヒーターを同時に運転を開始し、エアコンで室内が暖まる30分間は、ファンヒーターで部屋を急速に暖めます。設定温度になったらファンヒーターを止めれば、光熱費の安いエアコンだけで部屋の温度を保てます。

ちなみに、12畳用の石油ファンヒーターを20分間利用した場合の光熱費は、次のようになります。

灯油代13.4円+電気代0.25円=計13.6円

要チェック!メーカーで異なる電気代

石油ファンヒーターは、メーカーによって電気代が変わります。

家電量販店で購入できる石油ファンヒーターの大手メーカーは次の3社です。各社の12畳用のモデルで比較すると、それぞれに電気と灯油代が変わってきます。

■運転開始から1時間(安定するまで)の光熱費
ダイニチ:335円 トヨトミ:317円  コロナ:311円
■1時間以降(安定運転時)の光熱費
ダイニチ:12.8円 トヨトミ:12.3円 コロナ:8.7円

■1日8時間利用した場合の光熱費
ダイニチ:426円 トヨトミ:403円 コロナ:372円

例えば、ダイニチは石油を電気ヒーターで温めて燃焼効率を高くしているため、余熱なしで温風がすぐに出ますが、他社に比べると電気代が少しかかります。

もちろん、これは光熱費に限った比較なので、各社それ以外の特徴があります。機種選定などにあたっては、販売店員さんなどによく相談して購入してくださいね。

自分だけ温める「局所暖房で節約」の誤解と裏ワザに続く】

藤山 哲人 家電ライター

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ふじやまてつひと / Tetsuhito Fujiyama

「マツコの知らない世界」(番組史上最多の6回出演)「ゴゴスマ」「メーテレドデスカ!」「羽鳥慎一モーニングショー」「NHKごごナマ」他生放送にも多数出演。家電の紹介やしくみ、選び方や便利な使い方などを紹介。独自の測定器やプログラムを開発して、家電の性能を数値化(見える化)し、徹底的に使ってレビューする。現在インプレスの「家電Watch」や「文春オンライン」「現代デジタル」や「毎日新聞デジタル」などのWeb媒体をはじめ、少年画報社で家電マンガ「宇宙人ムームー」の技術監修と原作を担当、毎月ABCラジオやJ-WAVEなどで連載やコーナーを持っている。

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