エヌビディア依存の低減を目指す、12月5日に上海証券取引所に上場した中国の摩爾線程智能科技が新世代のAI半導体を発表
中国の人工知能(AI)半導体大手、摩爾線程智能科技は、米エヌビディア製ハードウエアへの依存低減を狙った新世代の半導体を発表した。同社は数週間前に新規株式公開(IPO)を実施。規模は、中国本土では今年2番目の大きさとなった。
エヌビディアに挑む
元エヌビディア幹部で、摩爾線程の最高経営責任者(CEO)の張建中氏は20日、北京で開かれた同社のイベントで、「これらの製品は、世界トップクラスの計算速度と能力を向上させ、あらゆる開発者が求める水準を実現する」とし、「中国のより多くの開発者のニーズに応え、国外の先端製品を待たずに済むようにしたい」と述べた。
中国当局が世界水準の半導体産業の育成を推し進める中、同国の半導体メーカーは大きな注目を集めている。エヌビディアに挑む国家チャンピオンが中国に登場すると、投資家は期待している。張氏によると、摩爾線程のアーキテクチャー「花港(Huagang)」は、計算密度を50%向上させ、エネルギー効率を10倍改善するという。


















