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【2026年トレンド予測】ハンバーガーは「飲み物」、エビは「音」。Z世代が牽引する"身体感覚"ビジネスの衝撃

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原田氏の話を総合すると、Z世代の消費には「世界化」と「リアル回帰」という、2つの流れが同時に進んでいることが見えてくる。

Z世代のキャラクター消費は、すでに完全なグローバル時代に入っている。中国のLABUBU(ラブブ)やSKULLPANDA(スカルパンダ)、韓国のエスターバニー、タイのバターベアなど、海外キャラクターが主役となり、国境を越えた“推し”が日常的に選ばれている。

「世界化」と「平成回帰」を同時に生きるZ世代

なかでもスカルパンダは「ネクスト・ラブブ」として、Z世代の間で認知が急速に広がっている。特徴的なのは、キャラクターが単なる所有物ではなく、体験をともにする存在として扱われている点だ。

海外旅行のお土産として手に入れ、一緒に写真を撮り、SNSで共有する。キャラクターは飾るためのモノではなく、体験や記憶を可視化するための媒介へと役割を変えている。

一方で、こうしたグローバル志向と並行して、平成回帰とリアル交流の再評価も進んでいるようだ。シール帳交換、喫茶店文化、対面でのコミュニケーションなど、「スマホの中だけで完結しない楽しさ」が、Z世代の間であらためて見直されているのだ。

デジタルネイティブだからこそ、常にオンラインで世界とつながれる。だからこそ逆に、現実の場で「一緒にいる」ことの価値が、より強く意識されるようになっているとも言える。

Z世代の消費は、「モノ」から「体験」へ、「所有」から「共有」へ。
その移行は、デジタルとリアル、グローバルとローカルを行き来しながら進んでいる。

この二面性こそがZ世代消費の本質であり、それを理解することが、これからのビジネスやカルチャーを読み解く最大のヒントになるだろう。

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