プレゼン資料作成はどこまでAIに任せられるのか。Gemini、NotebookLM、ChatGPTを組み合わせ、構成からデザイン、PowerPoint化までを検証

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AIを使って作成されたプレゼンテーション
AIを使ってプレゼンテーションを作成してみた(筆者によるスクリーンショット)
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「来週の会議までにスライド20枚」「明日の提案資料を今日中に」――。こんな依頼を受けて、白紙のPowerPointを前に固まった経験は誰にでもあるだろう。構成を考え、デザインを整え、図表を配置する。気づけば3時間、4時間と過ぎていく。

この作業、AIに任せられないか。そう考えて試行錯誤した結果、筆者はGoogleのGemini、NotebookLM、ChatGPTを組み合わせる方法にたどり着いた。簡単な指示と約30分の待ち時間で、10枚のスライドが完成する。しかも「とりあえずの叩き台」ではなく、配色もレイアウトも整った状態で出てくる。

3つのAIに何を任せるか

Geminiには「構成案の作成」と「デザイン仕様の言語化」を頼む。手元にある企画書やプレスリリースを読み込ませて、スライドの骨格を作らせる。色使いやフォント、レイアウトのルールも言葉にしてもらう。

NotebookLMは「スライド画像の生成」担当だ。Geminiが作った構成案とデザイン仕様を食わせると、AIがスライドを画像として吐き出してくれる。PDF形式で出力される。

ChatGPTには「PowerPointファイルへの変換」を任せる。NotebookLMが出したPDFを読み込ませて、編集できるpptx形式に変える。文字の修正も画像の差し替えもできるようになる。

AIによるスライド作成の手順
AIによるスライド作成の手順(NotebookLMで生成したスライド)
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