「日本ニューギニア探検隊」のヤバすぎる道中 これ以上はありえない世界最悪の旅とは?
シンガー・ソングライターの峠恵子さんは、家族にも友人にも仕事にも恵まれて、何ひとつ悩みのない人生を送っていた。ところがある日、心の中に恐怖が生まれる。
「このままでいいわけがない」
峠さんの人生を一変させた日本ニューギニア探検隊
そんな時、偶然目にした雑誌の小さな記事が、峠さんの人生を一変させた。
それは「ヨットで太平洋を渡り、ニューギニア島の川をボートで遡上し、オセアニア最高峰カルステンツ・ピラミッド北壁の新ルートをロック・クライミングで世界初開拓する!」という、命の危険を伴う本格的な探検だった。
ヨットの操舵はもちろん登山経験もほとんどなかった峠さん。探検隊員になるためにスポ根ドラマばりのトレーニングを始める――かと思いきや、この参加動機を記した短いプロローグのあと、本文1ページ目にはいきなり油壷を出港してしまうのである。展開、早っ!



















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