『M-1グランプリ2025』をお笑いライターが解説!「真空ジェシカは磨きがかかっている」も、最注目は意外なコンビ
令和ロマン連覇以降の大会を制するのは誰か?
今月21日、いよいよ漫才日本一を決定する賞レース『M-1グランプリ2025』(ABCテレビ/テレビ朝日系)の決勝戦が幕を開ける。エントリー数は過去最多の11521組。史上初の連覇を達成した令和ロマン以降を占う大会としても注目される。
現時点でのファイナリストは、ドンデコルテ(初)、エバース(2年連続)、ヨネダ2000(3年ぶり2度目)、豪快キャプテン(初)、ヤーレンズ(3年連続)、真空ジェシカ(5年連続)、めぞん(初)、ママタルト(2年連続)、たくろう(初)の9組。例年どおり、敗者復活戦に進んだ21組が残り1枠(10組目)をめぐって火花を散らす。
決勝進出者発表会見の司会を務めたマヂカルラブリー・野田クリスタルが「ライブだとしたらとんでもない」と驚いていたように、ここ数年は漫才の精鋭たちによるネタ祭りを思わせるほどクオリティーが高い。
とはいえ、今大会は例年に比べて会場の空気が重く、やりづらそうな表情も垣間見えた。そんな中、フォームを崩すことなく笑いをとった組が決勝へと駒を進めた印象だ。
とくに豪快キャプテンのべーやん、山下ギャンブルゴリラのバカバカしさには目を見張るものがあった。
2019年にコンビを結成。21年に『ABCお笑いグランプリ』最終予選進出、23年に『ytv漫才新人賞』決勝3位、25年の『上方漫才大賞』新人賞を受賞するなど、着実に関西の賞レースで結果を残してきた。
『M-1』では、23年から2年連続準決勝進出。大阪の劇場では「一番ウケている」と評判だった2人が、ついに苦手意識のあった東京の会場(NEW PIER HALL)で準決勝の壁を破った。



















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