50代「"ミッドライフ・クライシス"でしんどい…」 《中年の危機》を真に受けた人が陥っている"本当の問題"
だから、中年期になってミッドライフ・クライシスかな? と思ったときは、「この年齢になったからといって必ずかかる病気でも呪いでもない」と思って、「たまたま、そういう状況になっている」と思ってほしいのです。
「この年になったら、誰でもなるのが当たり前」と思うと、周りが似た状況の人ばかりなら納得がいきますが、元気な人を見れば「なぜあの人は同じ年齢なのに若い頃のように元気に頑張れるんだろう?」と不安になるし、本当は若い頃のようにパッと解決できたかもしれない問題まで、「ミッドライフ・クライシスだから仕方ない」と諦めて、状況から抜けにくくなることもあると思います。
「残りの人生、一生クライシス」になってしまう
40代、50代を暗い気持ちで過ごしたり、若い頃には感じなかった不安まで追加で上乗せしたりしないでほしいのです。どんな年齢にも起こる問題だし、どんな年齢でも起こらないかもしれない問題です。
若い人だって状況次第で同じことは起こるし、20代後半から30代前半にかけては、「クォータ・ライフ・クライシス」なんてものもあります。漠然と将来に不安を感じたり、生き方に迷いを感じたりして、心理的危機に陥るそうです。
この論で言うと、人生は若い頃からクライシスだらけです。気にしていたらミッドライフどころか、60代、70代も……「残りの人生、一生クライシス」になっちゃいます。「この年齢だから」と受け入れなくてもいいと思うんです。
そのうえで、ミッドライフ・クライシスの対策そのものは、人生を見直したり新しい目標を見つけたり、運動したり人に相談したりと、どの年代の悩みにおいても役に立つものが多いので、参考にしてもいいと思います。
悩みや病気に対する問題に「年齢」などのきっかけを与えて、受け入れる必要はありません。どうせ呪いをかけるなら、「年齢は関係ない、いつ誰にでも起こる、起こらないこともある、対策もできる」と、自分を安心させるような“呪い”をかけることをおススメします。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら


















無料会員登録はこちら
ログインはこちら