明治安田生命の元営業職員が架空の高利率預託制度を騙り契約者17人から合計2億円を詐取

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

被害金額については明治安田が全額代位弁済しており、今後この職員に負担させる方針だ。同社は全容解明に向けて調査を進めており、被害金額はさらに膨らむ可能性がある。

明治安田生命 保険
明治安田の社名入り領収書を偽造するなど手口は悪質だった(記者撮影)

相次ぐ金銭詐取事案

生命保険業界では24年以降、元営業職員による金銭詐取事案が相次いで発覚している。

外資系のプルデンシャル生命保険では、内部調査によって被害金額の合計が40億円超にのぼっていることがわかり、今年3月には金融庁から保険業法に基づく報告徴求命令を受けている。

そのほか日本生命保険や子会社の大樹生命保険、メットライフ生命保険、住友生命保険でも似たような金銭詐取事案が発生しており、業界を挙げた対策の強化が求められている。

東洋経済オンラインでは、保険業界で起きている問題点について『生保「スパイ活動」の実相』などの各記事で詳報しています。
中村 正毅 東洋経済 記者

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

なかむら まさき / Masaki Nakamura

これまで雑貨メーカー、ネット通販、ネット広告、自動車部品、地銀、第二地銀、協同組織金融機関、メガバンク、政府系金融機関、財務省、総務省、民生電機、生命保険、損害保険などを取材してきた。趣味はマラソンと読書。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事