ここまでの話をふまえて、質問者さんがやるべきことは大きく3つだと思います。
①「家庭の空気を明るく保つ」
無理に励まさなくていいです。ただ、家の中が受験の暗いムードに染まらないようにするだけで充分です。
②あえて“普段の生活”を崩さない
「受験生だから特別扱い」ではなく、「あなたはいつものあなた」という態度で接してあげることです。時には皿洗いとか犬の散歩とか、家事をさせてもいいでしょう。
③ときには“空気を読まずに”介入する
散歩に連れ出したり、部屋の空気を変えたり。多少うざがられてもOKです。受験生に必要なのは「孤独にしないこと」と「依存させすぎないこと」のバランス。この調整ができるのは親だけです。
質問者さんができる最強のサポート
質問者さんも不安だと思います。結果を最も願っているのは親ですから、むしろ不安なのは当然です。でも、だからこそ、質問者さんが明るくいることが、息子さんの最大の支えになります。
合格は「本人の努力」だけで決まるものではありません。家庭の空気、親の姿勢、日常の雰囲気。こうした“見えない環境の力”が、最後の最後で受験生の背中を押すのだと思います。
どうか、質問者さんの笑顔を息子さんにプレゼントしてあげてください。それが、どんな参考書よりも強い力になります。
応援しています。
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にしおか いっせい / Issei Nishioka
1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。
そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。
著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。
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