「受験生のサポート、何すればいい?」 親の相談に東大生が回答!合格者が一番「うれしかった」と答えた意外な振る舞いとは

✎ 1〜 ✎ 26 ✎ 27 ✎ 28 ✎ 29
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

ここまでの話をふまえて、質問者さんがやるべきことは大きく3つだと思います。

①「家庭の空気を明るく保つ」
無理に励まさなくていいです。ただ、家の中が受験の暗いムードに染まらないようにするだけで充分です。
②あえて“普段の生活”を崩さない
「受験生だから特別扱い」ではなく、「あなたはいつものあなた」という態度で接してあげることです。時には皿洗いとか犬の散歩とか、家事をさせてもいいでしょう。
③ときには“空気を読まずに”介入する
散歩に連れ出したり、部屋の空気を変えたり。多少うざがられてもOKです。受験生に必要なのは「孤独にしないこと」と「依存させすぎないこと」のバランス。この調整ができるのは親だけです。

質問者さんができる最強のサポート

質問者さんも不安だと思います。結果を最も願っているのは親ですから、むしろ不安なのは当然です。でも、だからこそ、質問者さんが明るくいることが、息子さんの最大の支えになります。

合格は「本人の努力」だけで決まるものではありません。家庭の空気、親の姿勢、日常の雰囲気。こうした“見えない環境の力”が、最後の最後で受験生の背中を押すのだと思います。

どうか、質問者さんの笑顔を息子さんにプレゼントしてあげてください。それが、どんな参考書よりも強い力になります。

応援しています。

受験勉強や、子どもへの教育など、西岡壱誠さんへの質問を募集しています。こちらの応募フォームからご応募ください。
西岡 壱誠 ドラゴン桜2編集担当

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事