僕らは東大生に対して定期的にアンケート調査をしています。その中で「受験期、お母さん・お父さんのどんな関わりがうれしかったか」という項目があるのですが、そこで圧倒的に多かったキーワードがあります。
東大生のアンケートで見えた「意外な真実」
それは 「笑顔」 です。驚くかもしれませんが、「母親が明るかった」というだけで救われた、という声は本当に多いです。
たとえばこんな回答がありました。
ここに共通しているのは、「受験期でも家の空気が暗くならなかった」ということです。
質問者さんも感じていると思いますが、受験生本人はどんどんピリピリしていきます。模試が近づくたびに胃が痛くなるし、夜眠れなくなるし、細かいことにも敏感になります。そしてそれにつられて、家庭全体がギスギスしがちなんですよね。
だからこそ、親御さんがあえて“明るさ”をキープする意味は大きいと思います。その空気感が、受験生のメンタルを守る“最後の砦”になるんです。
もちろん、東大生が言う「母親がいつも通りだった」というのは、お母さんの“余裕”ではありません。
むしろ、すごい努力だったはずです。息子がスランプでイライラしていても、結果が見えなくて不安に押し潰されそうでも、親は親で不安なのに、それでも平常心を装って明るく振る舞う。
これは簡単なことではありません。でも、その「普通に見える振る舞い」こそが、受験生にとっては支えになる。
「家だけは安全地帯」という空気を作ってあげることが、親にしかできない役割なんです。



















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