ただ、同じ日本向けでも運休する路線にはばらつきがある。
旅行情報サービスを提供する広州旅訊数字科技の李瀚明総経理(社長)は「東京便は実はあまり減っていない。ビジネス客と乗り継ぎ客が多いためだ。一方、大阪便はこの逆で、多くのフライトが減便となった。その原因は、大阪便は観光客が中心で、減らしやすかったためだ」と分析する。
また、民営航空会社の関係者は財新に対し、「日本の空港で発着枠が一杯なのは東京(の羽田)だけ。(獲得済みの枠を守るため)中国側は東京便の運航停止に慎重とならざるを得ない」と述べている。
日中路線の運休率26%以上に
中国のフライト情報サービス「航班管家」の12月5日のデータによると、11月24〜30日の週の日中間の往復便数は1167便で、1週間の便数としては直近1カ月で最低を記録した。コロナ禍前のピーク比でも78.1%と最低を更新した。
12月1日時点で、2025年12月の日中路線の運休率は26.4%に達し、前回集計時に比べさらに増えると予測している。
国有三大航空会社の関係者は財新に対し、日中路線への影響は春節後まで続くとの見通しを示した。日中路線から引き揚げられた機材は他路線へ振り向けられ、一部は東南アジア路線、また一部は中国国内線に投入されるという。
(財新記者:鄒暁桐)
※中国語原文の配信は12月6日
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