「今年こそ新規事業を成功させる!」鍵となる「ハンティング・ゾーン」の活用法【専門家が解説】

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適切なタイミングでハンティング・ゾーンを策定すると、その第1世代の経験者が「2周目」の挑戦で中長期戦略に合致する新規事業を生み出すようになります。実際の現場でも、2度目の挑戦で大きなイノベーションが生まれるケースが数多く見られます。

ハンティング・ゾーンが企業にもたらすもの

ハンティング・ゾーンの価値は、WILLと企業戦略を結びつけることで、新規事業を企業変革につなげる土台をつくることにあります。

新規事業とは、社員が顧客の現場に立ち、課題を深く理解し、価値を生み出そうとする行為です。この自由な挑戦の構造を維持しながら、会社としての方向性と重なるように設計することで、企業の成長エンジンは大きく変わります。

第1に、経営と現場の距離が縮まり、新規事業が経営議題として扱いやすくなります。

第2に、大玉化が可能な新規事業が生まれやすくなり、企業価値への貢献が期待できます。

第3に、挑戦を続ける社員が「次も挑戦したい」と思える環境が生まれ、人材の活性化につながります。

ハンティング・ゾーンは、単なるテーマ設定ではなく、企業が未来へ向けて動き出すための戦略装置です。前編で述べた通り、新規事業の目的は企業変革にあります。その変革を確かなものにしていくための実践的な第一歩が、この取り組みなのです。

企業における新規事業が単発の試みにとどまらず、未来を切り拓く営みへと進化していくことを願っています。

【この記事の前編】
「今年こそ新規事業!」成功させたい人が知っておくべき"本質"
麻生 要一 『新規事業の経営論』著者・アルファドライブ代表取締役社長兼CEO

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あそう・よういち / Yoichi Aso

株式会社アルファドライブ代表取締役社長兼CEO。

東京大学経済学部卒業後、新卒で株式会社リクルートへ入社。社内起業家として株式会社ニジボックスを立ち上げ、創業社長として150人規模まで企業規模を拡大後、リクルートホールディングスの新規事業開発室長に就任。1500の社内起業家チームの創業と、300社のスタートアップ企業の創業期を支援したのち、2018年に起業家に転身し、アルファドライブを創業。

アルファドライブは創業後7年で、200社を超える日本を代表する大手企業での新規事業開発を支援し、創出に携わった新規事業プロジェクト数は2万を超える。230を超える事業が本格的に立ち上がり、成長段階へと移行している。

また、アミューズ社外取締役、アシロ社外取締役などプロ経営者として複数の上場企業の役員も務め、投資家としての顔も持つ。

初の著書『新規事業の実践論』は5万部を超えるベストセラーになっており、待望の2作目となる『新規事業の経営論』は発売前に増刷が決まるなど、発売当初から大きな話題を呼んでいる。

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