麻生要一×入山章栄が語る「日本で新規事業が大きくならない"経営の罠"」

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6年ぶりの新著『新規事業の経営論』を上梓した麻生要一氏(右)と早稲田大学ビジネススクールの入山章栄教授(写真:坂村聖佳)
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「新規事業を生み出せ」と号令をかけ、実際に優れた事業が生まれても、経営として受け取らない──。
230以上の企業で新規事業創出を支援してきた麻生要一氏(アルファドライブ代表)が、6年ぶりの新著『新規事業の経営論』で指摘するのは、「生み出した後」の問題だ。
早稲田大学ビジネススクールの入山章栄教授との対談で浮かび上がったのは、「社長の任期制」と「社外取締役の質」という、日本型経営システムの構造的欠陥だった。
【この記事の続き】
麻生要一×入山章栄が語る「新規事業とイノベーションがどんどん生まれる"組織の作り方"」

新規事業は生まれているのに「何のために?」

入山:麻生さんの前作『新規事業の実践論』は本当に素晴らしかった。私自身、複数の会社で取締役やアドバイザーをしているので、非常に実践的で勉強になりました。取締役を務める会社にも「全員読みましょう」とすすめたほどでした。

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今回の新著『新規事業の経営論』は、新規事業を生み出すところまで書いた前作に対して、生まれたものを使って経営をどう変革していくかという経営論ですね。これは本当に大事なテーマです。

麻生:ありがとうございます。新規事業が重要だと言われながらも、生み出せていなかったのが7〜8年前。私たちが一緒に支援してきたこともあり、最近は新規事業を生み出せるようになっています。

ところが、社員が生み出したのに、経営から「それ、何のために?」となることがあるんです。「生み出せと言うから生み出したんじゃないか」という……。

入山:イノベーション創出を掲げておきながら、役員の中には「なんでこんなもの作ったんだ」「うちの会社がやる意味があるのか」と言う人もいますね。

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