実際に多くの現場で、「自由に考えていいと言われて立ち上げたのに、いざ投資段階になると『会社の方向性と合っていない』と言われて前に進めない」という声もよく耳にします。
では、社員のWILLを尊重しながら、会社の中長期戦略とも矛盾しない新規事業が「自然に」生まれていく状態をつくることはできるのでしょうか?
その解として『新規事業の経営論』で提示しているのが「ハンティング・ゾーン」です。
本稿では、このハンティング・ゾーンをどのように設計し、新規事業開発の現場に導入していくべきかを具体的に解説します。
ハンティング・ゾーンとは何か
ハンティング・ゾーンとは、企業が探索的な活動を行う際に重点的に狙うべき領域を示す概念です。
会社としての中長期戦略、自社のアセット、そして社会の未来像を踏まえ、企業が向かうべき方向性をあらかじめ「場」として設定する取り組みと言えます。
従来のフリーテーマ型の新規事業募集は自由度が高い一方で、会社の戦略とズレたテーマが大量に生まれてしまう傾向がありました。
ハンティング・ゾーンは、自由度を奪わずにWILLを尊重しつつ、事業が会社として意味のある方向へ自然に集まっていく構造をつくることができます。



















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