「突然涙が出る」「この人生でいいのか」…多忙な毎日で"虚しくなってしまった人"に知ってほしい《日常整理法3選》。韓国の記録学者が伝授!
多忙で不安になったときは、日常を整理しよう
ひとりの主婦がいる。子どもを学校に行かせ、夫を送り出すと、あっという間にお昼前だ。キッチンには洗い物が積み重なり、やるべき家事も山ほどある。食器を洗い始めたが、手を滑らせてお皿を割ってしまう。すると突然、涙があふれてくる。なぜだか自分でもわからない。日々の生活に疲れたのか、無性に腹立たしい。
こんな気分になるのは、価値喪失のせいだ。育児や家事は、本来なら意味のある生産活動だが、いまだに正当な労働として認められていない。そのため、そこに価値を見出せず、自分の人生にも価値がないような気がしてくるのだ。
これは主婦に限った話ではない。家事など日常生活のための仕事をしていると、あっという間に1日が終わってしまう。職場でも、重要で価値のある仕事ではなく、雑務をこなしていて1日が終わってしまうことがある。こんな日が続くと、「自分の人生はなんなのだろう。このまま一生を終えるのか」と不安になってくる。この不安のために、自分を責めるようになったりもする。


















