【1億総貧乏時代の到来】低い金利のままインフレが世界を席巻! 貯金だけに頼る人はどんどん貧しくなる→ではどうする?

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お金の勉強をしなさいと言う理由もここにある。一生懸命稼いだお金をただの紙切れにしないためには、お金のことを知って、お金を守り、増やす方法を知っておかなければならない。

ところが、お金についてよく理解している人は意外と少ない。もっと大きな問題は、お金のことをよく知らない人たちが、そのことをそれほど深刻にとらえていないことだ。

生きるか死ぬかに直結すること

お金の流れを読み、経済の勉強をすることは、生き残ることに直結する。

昔はどの会社でも一生懸命働きさえすれば給料が上がったし、金利が高いから、がんばって貯金をすれば、働きはじめて15年ほどで家が買えた。そこまで余裕ではないにしても、ある程度安定した生活を送ることは、手の届かない夢ではなかった。

ところが、今は状況がすっかり変わってしまった。ただじっとしているだけであなたがなにも手を打たなければ、お金の価値はどんどん下がって、お金に追われる人生を歩むことになる。

奨学金の返済を抱えた状態で20代がはじまり、やっとの思いで就職しても、将来安泰どころか、結婚も、マイホームを買う夢も簡単にはかなわない。そういう現実を受け入れるのは、簡単なはずがない。

「お金がなくても幸せになれる」なんていう言葉は、もう信じてはいけない。お金がなければ今ある幸せも奪われてしまうのが現実なのだ。

だから、1日でも早くお金の知識を身につける努力をしてほしい。

大学を卒業しなくても十分生きていけるかもしれないし、英語が話せなくても問題ないかもしれないけれど、お金の知識がないままで生き残るのは、難しい。

パク・ソヨン 投資アナリスト

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Park So Yeon

韓国ソウルの大手投資企業で働く現役投資アナリスト。

ソウル大学東洋史学科卒業後、同大学院で経済学修士号を取得。投資のプロとして20年以上のキャリアを積み、大手メディアでコメンテーターとしても活躍。これまで「毎日経済証券大賞」「ソウル経済今年のアナリスト賞」等、受賞歴多数。これまでに出会った数多くのお金持ちから学んだ知見など「お金と人生に対するもっとも役に立つアドバイス」を凝縮した著書『投資家の母が20歳になった娘にどうしても伝えたいお金の話』がある。

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