【1億総貧乏時代の到来】低い金利のままインフレが世界を席巻! 貯金だけに頼る人はどんどん貧しくなる→ではどうする?
彼らは、投資に失敗してお金を失った人や、住宅ローンの支払いで生活が行きづまっている人を見て、「ほら、やっぱり投資も不動産もやらないで正解だった。欲張りは身を滅ぼすんだ……」とほっと胸をなでおろす。つまり、なにもしないことで自分の資産を守ったと思っている。
でも、彼らが見逃していることがある。
お金の「価値」が下がりつつある
それは、なにもしないでお金を守ったのではなく、今、この瞬間にもお金の価値は下がり続けているのだから、結局お金を失っているということだ。
給料が4%上がり、物価が6%上がったとする。この場合、昨年より稼ぎが減ったことになる。
なぜなら、同じものを買うのに支払う金額が増えるぶん、支出が増えるためだ。だから、大量に物を買ったわけでもないのにスーパーでじわじわと会計が上がりつづける。
こうなると、給料は確かに上がったはずなのに、突然生活が苦しくなったように感じはじめる。もちろん、貯蓄できる金額も減る。娯楽や趣味に使えるお金も減り、生活の質が落ちる。
それ以上に深刻なのは、不景気で昇給率が2、3%の場合や、会社の経営状態が厳しくて年収が上がらない場合が多いということだ。年収が上がらない場合、6%の物価上昇は、そのまま家計を直撃する。所得は増えていないのに、物価上昇で支出が増えることで、家計簿がマイナスになるのだ。
また、2022年からはじまった物価高・高金利による「インフレーション(Inflation)=インフレ」も問題だ。
なにもしなければお金を守れるのではなく、なにもしていないのにお金の価値が下がり、支出が増え、お金を守る行動を起こさなければ、どんどん貧しくなる時代になったのだ。



















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