にょみさんに浪人してよかったことを聞いてみると「必然的に自分と向き合った大切な時間だった」、頑張れた理由については「今年で合格するしかないと思っていたから」と話してくれました。
「浪人して良かったことはめちゃくちゃあります。浪人の期間は、長い間、精神的にずっとしんどい状態が続きました。一生、大学に入れないような気がしていました。そんな状況で、不確実な将来に対して頑張れた経験が今すごく糧になっていると思います。あの不確実性の塊みたいだった状況に比べたら、今、何かがあってもポジティブに考えられますし、達観できるようになりましたね。塾の環境でみんなと一緒に頑張る中で勉強がわかるようになっていったのが楽しかったですし、仲間と一緒に勉強していた日々が心の支えになっていました。しんどい中でずっと頑張った時間を経験したので他者の辛い気持ちも理解できるようになりました。あの時間は自分にとって大事な時間でしたし、必要だったと思います」
現在、京都府立医科大学の4年生として大学に通うにょみさん。
入学してからは再受験で京都府立医科大学医学部に入った相方とともにYouTubeチャンネル「すしに餡。」で受験の経験や、大学に関する情報の発信をしています。
将来は医師をしながらスタートアップをやってみたい
医師の卵として勉強を続けるにょみさんに、最後に今後の展望について伺いました。
「将来はどこに進むかはまだ考えていませんが、医師をしながら医療系のスタートアップをやってみたいと考えています。医療には、自分たちが生きていく上で必ず関わります。ですが、現在、社会と医療が分離していると感じています。少しでも社会と医療を円滑に繋げられるようなものを作りたい、もっと社会を素敵に変えられたらいいなと思っています。そうした課題を解決していくため、現在は医療クリニックさん向けにSNSを活用して、医療を正しく円滑に届けられるようにマーケティング支援を行っているので、頑張っていきたいです」
かつては桜蔭で下位10名に入ってしまった彼女は、今、社会を変えていきたいという意識を抱えながら、医師になるという明確な目標を持って、日々の勉強や活動に取り組んでいるのだと感じることができました。
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