「大勢」でも「1人」でもダメ…お店を繁盛させるには【最初のお客さんは2人】がいい納得の理由

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なんと、皆さんで水浸しになり商品が散乱していたお店の中の掃除をしてくれていたのです。

話を聞くと「お店は大丈夫かなと思って」と、家族の避難をした後でこちらに向かった、とのことでした。お客さんが、ここまでお店のことを重要に思ってくれていたのです。

最初のお客さんは「2人」がいい理由

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これはかなり特殊なケースですが、わたしにとって「お客さんとの繋がりの深さを生む」ことを大切にすることへの強烈な体験となりました。

わかさ生活創業後、全国47都道府県を回って地域のホテルや市民会館などを借りて「友の会」というお客さんとの交流イベントを行っていましたが、その際も「その地域に住むお客さん」に協力をしてもらっていました。

初期の頃は「その地域に住んでいる人しか借りられない場所」などの情報を教えてもらったり、申し込みを代行してもらったり、ということもしていました。

このように「お客さんと深い、特別な関係になる」ためにも、最初のお客さんは2人、という少人数から考えることが大切です。

普段の行いで、自分に「ファン」を作る土台を築く。そして、最初は少ないお客さんに、最高の体験をしてもらう。すると、ファンが「パートナー」になる。

常に「今、それができているか?」を考えておきましょう。

角谷 建耀知 株式会社わかさ生活 創業者 代表取締役社長

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かくたに けんいち / Kenichi Kakutani

1961年、兵庫県丹波市生まれ。福知山商業高校(現・福知山成美高校)卒業、東海大学中退。18歳の時に脳腫瘍の手術により大学を中退。 右目の視野を失うも、健康器具の実演販売業界で働きはじめ入社2カ月目で成績トップで給料78万円を貰うなどの成績を収める。独自の「売り込まない営業スタイル」で成績トップ常連となり20代で独立。会社を年商10億円規模まで成長させるが、31歳の時に会社が倒産し借金4000万円を抱えるも、再び起業し1年で完済。1998年、36歳で「株式会社わかさ生活」を創業。自身の被災経験や身体的ハンディから被災地支援に力を入れており、創業2年目から地震災害、大雨災害などに多額の義援金を寄付。また2003年から盲導犬育成支援も行う。趣味は高校野球観戦、流行を自身のビジネスに取り入れること。

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