「大勢」でも「1人」でもダメ…お店を繁盛させるには【最初のお客さんは2人】がいい納得の理由

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「あっ、ありがとうございます」と、心から思うのではないでしょうか。「涙が出るほど心の底から深く感謝する」といったものではなく、「心からの本音」が出るのではないでしょうか。

「接客のプロ」と呼ばれる人たちがいます。

レストランや居酒屋で、最適なタイミングで次のドリンクやおしぼりの交換を聞いてくれるスタッフさん。料理を持ってくるのも、話の邪魔にならないような、むしろ話が盛り上がるようなタイミング。

「お客さんが無意識に望んでいることを、最高のタイミングでしてくれる」技術を持っている人たちです。

なぜ、そんなことができるのか。色々なテクニックや考え方、やり方がありますが、その根底で通じていることは「お客さんを観察し、気持ちを想像できている」ということです。

わたしは「健康に関することでお店に入ってきてくれる人」に対するその感覚は、それまでの10年以上にわたる経験から人一倍持っていました。

お店に入ってきたお客さんがどんな表情か、どこに目線をやっているか、何に興味がありそうか、声を掛けてほしそうか、などを見て、お客さんが喜んでくれそうなことをする。すると、コミュニケーションがはじまります。

ただ心を込めて話を聞き、相談に乗っただけ

わたしは何も売りつけません。

ただ、お客さんの相談を聞き、わたしも相談をする。すると、お客さんが「それ欲しいから、買う」とおっしゃる。お店にあるものであれば買っていただくし、ないものであれば、わたしが代わりに調べて取り寄せる。そして、わたしもさらに相談する。

2人のお客さんは同じ団地に住んでいる友達同士で、非常に多くのことを話してくれました。わたしも心を込めて話を聞き、相談に乗りました。

そして、わたしもお店のことを相談しました。「ここには、自信をもって人に薦められる良い商品がたくさんある。もっと沢山の人に知ってもらいたい、買ってもらいたい」と。

次ページ車で2人を送り、店に戻ると…
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