こうすれば、読書は「仕事の成果」に変わる! 外資系で10年以上活躍する人の秘密
仕事につなげる読書、ポイントの2つめは、教養書を読んだ後の読書ノートの作り方です。リベラルアーツ、すなわち教養書の内容は、どこで、仕事に役立つかわかりません。そのうえ、インプット(本を読む)からアウトプット(仕事の成果を出す)までの時間が長いことが多いのです。
教養書は「3回読み」する
繰り返しますが、人は、読んでも必ず内容を忘れます。単純なエンターテインメントとしての読書ならそれで問題ありませんが、読書を通じて知的生産性を高めたい場合には、致命的です。結論から言えば、この問題を解決する方法はひとつしかありません。それは、忘れてもよい「仕組み」をつくることです。
具体的に、私が実践しているのが「3回読み」です。
1回目:線を引く
2回目:5つ選ぶ
3回目:転記する
1回目は、とにかく気になったところ「すべて」に線を引きながら読んでいきます。2回目は、大量にあるアンダーラインの箇所から、さらに気になったところを、「5〜9つ」と決めて選び、付箋をはります。このとき、仕事への示唆、気づいたことがあれば、自分の本に直接書き込んでおきます。そして3回目は、フセンをはった箇所と仕事への示唆・気づいたことを、「エバーノート」に書き写します。
なぜ「エバーノート」かというと、本を読んで重要と感じた箇所を、デジタルデータとして転記し、いつでも検索して確認できるようにしておくのです。情報を「魚」だとすると、海から取ってきてすぐに料理をしたり、脳という「冷蔵庫」にしまっておいたりせずに、とりあえず、「イケス」で泳がせておく。いわば「情報のイケス」です。
自分だけの「情報のイケス」が完成する
この仕組みさえ作ってしまえば、読んだ本のことは、いったんきれいさっぱり頭から消してしまってかまいません。
ちなみに、転記の際「エバーノート」を使用するのは、検索に便利だからです。「キャリア論」「すごい人の毎日の日課」などタグをつけておけば、あとから思いついたときに思いついたワードで検索し、情報を参照することができます。
もちろんGメールなど、自分が使いやすいツールで問題ありませんが、「手書きのノート」だけはお勧めしません。「どこに書いたっけ?」とノートをひっくり返しているようでは、「イケス」の意味がまったくないので注意してください。
を実施することとなりました。定員に達すれば実施されますので、もしご興味がある方は、申し込んでみてください。
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