「え、これも筋肉によい影響があるの?」意外な食生活のポイント《毎日の食事をひと工夫すれば筋肉も骨も強くなる》簡単・お手軽なヒント

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肉どうふ
肉豆腐がおすすめ(写真:ささざわ / PIXTA)

そこで、肉豆腐のメリットを挙げましょう。

①たんぱく質を効率的にとれる
動物性たんぱく質と植物性たんぱく質を同時に摂取できるため、アミノ酸のバランスがよりよくなります。
②ほかの栄養素も同時にとれる
カルシウムやマグネシウム、クレアチン、ビタミンB群、大豆イソフラボンなど、筋肉に必要なさまざまな栄養素をまとめてとることができます。
③調理法によってはヘルシーにできる
煮込むことで余分な脂を落とすことができ、比較的ヘルシーにたんぱく質を摂取できます。

ただし、注意点もあります。肉豆腐だけ食べていれば筋肉が強くなるわけではありません。ほかの栄養素もバランスよく摂取することが大切です。

また、脂身の多い肉ばかりだと、脂質摂取過多になる可能性があるので、赤身の多い肉を選ぶなど工夫しましょう。調理の際に、砂糖やみりんを多く使うとカロリーが高くなるので、注意が必要です。

以上を踏まえて、バランスのとれた食事の一部として取り入れれば、筋肉を強くするのに役立つ食品といえます。筋力トレーニングと組み合わせれば、より効果が期待できるでしょう。

筋肉を強くしたい→発酵食品を食べよう

筋肉を強くするためにたんぱく質が重要というのは、よく知られています。しかし、「え、これも筋肉によい影響があるの?」という、意外な食生活のポイントがあります。

それは「積極的に発酵食品をとること」。「ヨーグルトはたんぱく質もとれるし、なんとなく体によさそうだけど、筋肉に直接的な影響ってあるの?」と思ったかもしれません。

発酵食品、例えばヨーグルト、納豆、みそ、キムチなどには、豊富な善玉菌が含まれています。これらの善玉菌は、腸内環境を整える働きがあります。

腸内環境が整うと、摂取した栄養素の消化吸収率がアップします。つまり、せっかくとったたんぱく質などの筋肉を作るための栄養素が、より効率よく体に吸収されるようになるのです。

また、一部の研究では、腸内環境がよい状態は、筋肉の炎症を抑えたり、筋肉の合成を促進したりする可能性も示唆されています。

もちろん、発酵食品だけで筋肉がムキムキになるわけではありません。しかし、日々の食生活に意識して取り入れることで、たんぱく質の吸収を助け、筋トレの効果を間接的に高めることができると考えられます。

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