34歳の筆者はこれまでに44カ国を訪れたが、そのほとんどの国の空港でプライオリティ・パスで入場できるラウンジがあった。楽天カードの恩恵を受け、私は世界20カ国以上、計40回以上ラウンジを利用させてもらったが……。
2025年1月1日より、年5回までの使用制限が設けられると聞いたときは、「ここぞという時にしかラウンジの利用はできないな」「もう二度とラウンジのハシゴはできないのか」とガックリした。私と同じような気持ちになった人は少なくないと思う。私の友人の中には「楽天カードを解約した」と怒り狂っている人もいた。
またこのルール変更によって使用回数だけでなく、利用可能店舗についても新たな制限が設けられた。現在利用できるのは国内・国外の「ラウンジ」のみで、「お食事」「リフレッシュ」「ご休憩」のカテゴリーに分類される施設は利用できない。それまでは空港内の一部飲食店で、「プライオリティ・パスを使えば飲食代4000円分まで無料」といった使い方ができたのだが、これができなくなった。
ご覧の通り、明らかにグレードダウンした楽天のプライオリティ・パス。だがしかし、それでも私は「楽天プレミアムカードはお得」「旅人ならば元を取ることは簡単」だと考えている。それはなぜか。
日本の常識は世界の非常識。レベルが違う「海外ラウンジの実態」
海外のラウンジは日本のラウンジと比べて、一言で表現するなら“豪華絢爛”“格が違う”といったサービス(内装を含む)を提供していることが少なくない。前述したANAラウンジのクオリティは、世界の空港と比較したときに“標準”ないし“普通”といったレベル感だろうか。
例えば私が2025年に利用した中国(北京と広州)のラウンジでは、調理人が目の前で出来立てのヌードルを作ってくれた。お隣韓国のラウンジでは、キムチやトッポッキはもちろん、なんとイチゴが食べ放題。イタリアやインド、ドバイのラウンジではカウンター越しに、バーテンダーが生ビールを注いでくれた。


















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